試写会「パリの家族たち」

憲政記念館での試写会「パリの家族たち」(原題はall about mothers)。

遅れて会場に着くと、

女性大統領が執務室で我が子のおむつを替えている(!)シーンが目に飛び込んできました。

あーだから私を誘ってくれたのか、と思いつつ、観覧。

 

仕事、子ども、介護、養子、恋人、子連れ出勤。さまざまな「母」を取り巻く家族の形。

決してありがちな「母性賛美」ではない形で、

「母」にまつわる様々な複雑な感情を描き出していきます。

女性がその生き方によって分断されている今、ここまでその感情を描いた映像は稀有ではないかしら?


終了後、なんと来日中の監督と直接お話できました。

映画の中で、衝撃的なシーンがあります。

レストランでの会食に胸をはだけて授乳し、おむつ替えウェットティッシュを出す若い女性に、

一世代上の女性大学教授は自らの服をひきおろし、胸をはだけて食事をして見せます。

 

このシーンについて質問しようと思っていたら、私の紹介を受けた監督から

「あのシーンをどう思った?」と逆質問を受けました。

日本の女性が置かれている問題・・産んだかどうか、母乳かどうか、働いているかどうか、など、

本人がどうであるかとは関係ないところで分断が起きている、など、

日本の状況や思いをこちらから語り、質問を受け、

どういう意図であのシーンを作ったのか聞けずじまいでした。

 

でも、パンフにあった監督の言葉はその説明になっていると思います。

「生殖機能というものを、私は全く賛美していません。

母親はその地位によって、巨大な権力を持っていると思います。

あらゆる権力は有害・有毒かつ破壊的となる可能性があります。

(中略)母親であることは、ただ子どもを産むことよりずっと複雑だと思います」。

このシーンを日本の人たちがどのように捉えるのか、気になる所です。


さて、クライマックスの女性大統領の台詞には鳥肌が立ちました。

子どもができてから、これまでの仕事のキャリアや考え方がくつがえされ迷いつづけたこと、

完璧な母であろうとして苦しんだがそうでなくていいとすべての母親に伝えたいこと、

そして「4年前国民は女性を大統領に選んだ、来年は母親を選ぶだろう」という言葉。


自身も母であるマリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督の言葉には共感するものがたくさん。

最後に私の名刺の裏にあるモーハウスのキャッチフレーズ「子育ては“我がまま”でいい」をお伝えしました。

あ、ちなみに監督は、私の活動や授乳服(着ていたのです)を素晴らしいと言って下さり

パリで売ればいいのに、とも!嬉しい言葉です。

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