WIN(Women’s International Networking)という世界的な女性会議でスピーチをしてきました。
実はこんなすごいカンファレンスとは知らずに会場で席に着いたら、隣の方は、IKEAの社長。
気軽に写真を撮ってくださった女性は、ペプシコジャパンの社長。
すごいメンバーに気後れしつつ、緊張しつつお話ししました。
カンファレンスのオープニング後、合気道や演奏のアトラクション後
最初のセッションが私たち。
WIN代表のKristin Engvigさん、著名なジャーナリストであるAnita Pratapさん、
横浜国大の二神枝保さん、増山美佳さんと。
専門的な方々がさまざまなデータを紹介される中、
私はモーハウスでしてきた授乳服の普及活動や子連れ出勤のお話を紹介。
とても小さな活動にも関わらず、大きな反響をいただきました。
そして、夜の部。
なんと、WINジャパンコンファレンスのアウォードをいただきました!
レセプション中、突然名前をアナウンスされてびっくり。
スイス製の double heart というチャリティの時計をいただきました。
私がやってきたモーハウスは、本当に身近で小さな活動。
賞をいただけたことは、今の時代にあって、何かシンボリックな気がします。
大きな資本や力でなくては動かない社会から、小さなアクションによって変わる社会へ。
一人ひとりが変革をもたらすことができる時代になりつつあると感じるのです。
この賞をいただけたのは、ユーザーさん、スタッフ、一人一人の行動あってこそ。
授乳服を着て、赤ちゃんと一緒に外に出る。
こんな行動ひとつが、世の中を動かすのです。
さて、母乳についてですが・・。
クリスティンさんたちとは、レセプション中、母乳の話で盛り上がりました。
日本で、赤ちゃんがお母さんと一緒に寝られる文化のこと、
でも病院ではなかなかそれが難しく、母乳を出しやすい状況ではないことなど・・。
以下、スタッフが書いたシンポジウムの報告です。
(すごくほめてくれてるので気恥ずかしいですが!)
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「日本の発展のために女性が踏み出す次なる一歩を模索する
WINジャパン・コンファレンスにて、
光畑さんがパネルディスカッションに登壇しました。
他のパネリストから、日本で働く女性の現状や環境、
女性起業家の少ない歴史的文化的理由、必要な支援などが
分析的に明示され、今後の動向や求められる対応の提言が行われる中で、
光畑さんは、授乳服メーカーの起業家として
そして子連れワークという面白い就労スタイルの実践者として登場。
「電車の中で泣き止まない我が子にやむなく授乳をした時、
そうだ、どこでもいつでもおっぱいがあげられる
胸の見えない授乳服をつくろうと思った。」
「家事と育児を一緒にやるように、
私たちは、仕事と育児を一緒にやっています。」
「女性の活躍が阻害される要因に社会的、政治的問題はありますが
自分がガマンすればいいと抑え込んで
変わろう、変えようとしていないのは女性自身ではないか。
殻を破ろう。
自分に出来ることを、小さなことでも、少しづつやっていくことこそが
女性にできること、女性自身がやらなくてはいけないことだと思う。」
何かと敵対して闘うのではなく、
誰かがいつか変えてくれると待つのではなく、
発想を柔軟に、対応をしなやかに、自分にできることを少しづつやって、
ここまで歩んできた姿は共感を呼び、
最後の呼びかけには、会場内から大きな拍手が生まれました。
私の隣に座っていたインドの女性は立ち上がって拍手したほど。
我が代表ながら、とてもとても、誇らしく思いました。」